オウムの隠れ家は、ここにある。

オウムの隠れ家は、ここにある。
ここからは、本文2に相当する部分です。
94年の松本サリン事件直後に偽装脱会し、早々と地下活動に従事した元早川グループ、オウム内部でも存在を知られていなかった元ACIAのメンバー、滋賀県警の押収した光ディスクに名前の載っていなかった特殊任務の信者たち、霜鳥龍二を中心とする一派。彼らは、東京杉並の民間企業を脅し、支配下に置いた。彼らはこの企業の背後に隠れ、警察とマスコミの目を逃れた。そして、強制捜査を前にして、ヤバイ薬物や兵器をこの企業の関連会社倉庫に隠匿した。さらに捜査の手を逃れるため、この会社の社員二人を殺害し、倉庫に放火した。95年の地下鉄サリン事件後、完全脱会を偽装し公安警察の手を逃れた信者たちが合流した。会社幹部と共謀して、保険金殺人で資金を稼ぎ、着々と次の破壊活動の準備をしている。警察官、他の宗教屋、保険屋もぐるになって、おこぼれにあづかっている。
彼らの本拠は、ここにある。この会社の周囲を探れば、覚醒剤サリンもAK74も出てくる。そして、逃亡信者も。オウム事件の本番は、これからである。

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